コラム
お金のこと家づくりのこと
住宅ローンは総支払額も比較しましょう

住宅ローンを選ぶとき、最もわかりやすいのが金利を比較する方法だよね?
それ以外に、気にしておいた方がいいことってあるの?

実際に住宅ローンを契約する場合、事務手数料、ローン保証料、団体信用保険料などの
費用も必要です。金利が低いからと安易に変動金利を選ぶと、
金利が上昇して最終的に高くつくかもしれません。
事務手数料の割合が低くてお得だと思っても、借入額や返済期間によっては
「こんなに!?」と驚く金額になることもあるんです…。

色々鑑みて、検討した方が良さそうだね。

■事務手数料
事務手数料とは、住宅ローンの手続きのための事務費用です。
「一律〇万円」と借入額に関係なく一定の金額を支払う定額型と、
「借入額の〇%」と借入額に応じて金額が変わる定率型があります。
■ローン保証料
住宅ローンを返済できなくなったとき、保証会社に一括返済してもらうための費用です。
(返済先が変わるだけで、返済義務は残ります)
住宅ローンを契約するときに一括で支払う方法と、金利に上乗せして毎月支払う方法があります。
金利に上乗せすると初期費用を軽減できますが、毎月の返済額は増えます。
また、返済期間が長いほど総支払額も増えます。ローン保証料が不要な金融機関もありますが、
その分、審査や融資条件が厳しくなったり、連帯保証人が必要になる場合があります。

頭金をある程度貯めてからっていうのは、こういうところに使うためだったんだね。

■団体信用保険料(団信)
契約者に万が一のことがあったとき、保険会社に一括返済してもらうための費用です。
返済義務は無くなるので、遺族が負担を負うことはありません。
基本は「死亡または高度障害」ですが、金融機関によっては、「がん、脳卒中、急性心筋梗塞」の
3大疾病や、「高血圧性疾患、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、慢性膵炎」を加えた8大疾病を特約として
提供している場合もあります。特約が充実するほど保険料が増えるため、
年齢や健康状態を考慮した慎重な判断が必要です。
加入済みの保険で対応できる場合や、特約対象の疾病に貯蓄で対応できる場合、
特約の必要性は低いといえるでしょう。

万が一の時のことは考えたくないけど、手厚い方が安心だよね。

■総支払額をチェック
いくつも比較していると「金利や事務手数料はA銀行が安いけど、
団体信用保険料まで含めるとB銀行の方が安い…」ということはありますよね。
迷ったときは、総支払額を比較してみましょう。
金利が同じでも、金融機関によって総支払額は結構異なります。
■火災保険
住宅ローンを契約するとき、火災保険の加入を必須とする金融機関は多いものです。
金融機関が火災保険を紹介する場合もありますが、その保険に加入する義務はありません。
保険会社もプランも自由に選べるので、ハザードマップなどを調べて、
新居に合うプランでコストを抑えたいですね。

なんかと費用がたくさん掛かるね、、、恐ろしい。
