コラム

家づくりについて夫婦間で温度差があるなら

家づくりをするご夫婦は、次から次へと決断を迫られます。

みんな喧嘩せずに、スムーズに進むもんなの??

逆にスムーズにいく夫婦の方が少ないんじゃないかな。

たとえば、契約までの段階だけでも、・持ち家は本当に必要? ・予算は?頭金は?貯蓄方法は?

・時期は?場所は? ・新築?建売?中古? ・業者や土地を選ぶための条件は?などについて、

一つ一つ決めていきます。その後も、業者との打ち合わせのたびに間取り、設備、デザインなど、

多くの内容について決断します。着工してからは、コンセントの位置、壁紙の種類など、

より具体的なことを決めていきます。

決めること多すぎない、、、?もう既に意見が食い違う気がしてならない。

初めての家づくりだと、何から始めていいかすらわかりません。

他人の意見に揺らいだり自信が持てないこともあるでしょう。

そんなとき、配偶者が自分と同じ熱量で頑張ってくれたら、とても心強いものです。

しかし、家づくり経験者の中には、配偶者が無関心で苦労した方もいるそうです。

なるほど。逆に意見がお互いあるってのはある意味良いことでもあるのか。

そう。たとえば、家づくりに対して否定的なら・現在の住まいに満足している

・数千万円の住宅ローンを返済できるか不安を感じている ・近所や自治会などの人付き合いが苦手

・転勤族なので、新築したら単身赴任になるのが寂しいなど、さまざまな理由があることでしょう。

業者との打ち合わせに消極的なら、・残業が多く、定年までは寝るだけの場所だからどうでもいい

・家族のための家だから家族の希望を優先したい 

・特にこだわりは無いから、要望をと言われても困るという場合もあるかもしれません。

とりあえず、なぜそうなっているのか理由を聞くのが一番だね。

その理由がわかったら、配偶者の趣味や休日の過ごし方などを観察しましょう。

すると、「リラックスできる趣味部屋があると良いのでは?」

「ジェットバスとかサウナとかで疲れを取るのはどうかな?」と、

家づくりに関心を持たせるきっかけを見つけるかもしれません。

休日を利用して、見学会や家づくりセミナーなど業者が開催するイベントに誘うのもいいですね。

最新の家づくりを体感したり、家づくりを楽しむ家族を見たことがきっかけで、

少しずつ興味を持ってくれるかもしれません。

終の棲家という考えに共感しているなら「定年後、家でどんな風に過ごしたい?」と

尋ねてみましょう。数十年後の暮らしを想像するうちに、「自分にもこんな要望があったんだ」と

気づくかもしれません。家づくりに取り組む温度差を我慢すると、

夫婦喧嘩したり家づくりを楽しめなくなることがあります。

家族とより幸せに暮らすための家づくりなんだから、

知る努力や伝える努力は、お互いに惜しみたくないね!!!