コラム
家づくりのこと
家をつくる人は?

家をつくる人って考えると大工さん?ってなるけどそれ以外にたくさんの人が関わっているんだよね。

確かに、子どもに「家をつくる人は誰?」と尋ねると、ほとんどの子が「大工さん!」と答えるのではないでしょうか。
しかし実際には、大工以外にも多くの人が関わっています。彼らも、全員『家をつくる人』です。
ということで、今日は家をつくる人についてお話しします。
■広告・営業
家を建てたい人のため、チラシやホームページ、モデルハウスや勉強会など、様々な出会いの場を提供します。
その後、お客様の要望を聞いたり情報提供したりと、様々な面でサポートして打ち合わせを重ねます。
信頼関係を築けた担当者は、契約後や引き渡し後もアドバイザーとして心強い存在となります。
■設計
担当者がお客様から聞き取りした内容をもとに設計図を作成します。
材料の種類や量を調べたり、見積書の作成もします。
性能や構造などを担当する設計士や、内装や色彩などを担当するインテリアコーディネーターが、
打ち合わせに加わることもあります。

設計士やインテリアコーディネーターは直接会わず営業の方を通してやり取りするところもありそうだね。

■工事
新築現場では、大工が入る前に、地盤改良・土工事・基礎工事・外部設備配管工事のように、
外部の専門業者が担当する工事を行います。
大工が現場に入ってからも、電気工事や内装工事など、各段階で外部の専門業者が工事を行います。
そのため、適切な時期に材料や人材を手配できるよう、現場の状況を把握し、管理する人は欠かせません。
あなたは、一般的な注文住宅の現場を通りかかった時、2~3名の大工が黙々と作業をする様子を見たことはありませんか?
あの様子を見ると、何となく、家をつくる人は少ないように思うかもしれません。
でも、出会いから引き渡しまでを考えると、その何十倍もの人が家づくりに関わっていることがわかります。
もしかしたら、あなたの家づくりを通して、お子さんがそんな仕事に興味を持つかもしれませんね。

大工さん以外にも色々な業種の職人さんが携わっているしね。

■将来就きたい職業は?
(株)クラレが毎年行うアンケート調査に、『小学6年生が将来就きたい職業』というものがあります。
その中で、『大工・職人』はトップ10内に入ることが多いものの、それ以外の家づくりに関わる職業は見かけません。
やはり、知る機会が少ない職業だからでしょうか。