コラム

子育てエコホーム支援事業

こどもエコすまい支援事業は、補助金申請額が予算上限に達したため受付がだいぶ前に終了したけど、

来年度以降で何か同じような支援事業はあるんだろうか??

そうだね~。間に合わずにショックを受けた方も、

「子育てエコホーム支援事業」が後継事業として補正予算案に盛り込まれたので一安心だよ。

ただし、こちらも予算に限りがあるので、申請の時期には注意した方が良さそうです…。

そうだね。そもそもこういう支援事業があるのはなんで?

目的はエネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯が、

高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等などを行うことを支援することにより、

子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、

2050年カーボンニュートラルの実現を図ることです。

なるほどねー!

じゃあ、対象世帯は『申請時点』で

・子どもが18歳未満(子育て世帯)・夫婦のいずれかが39歳以下(若者夫婦世帯)

のどちらかに該当する世帯になるんだね。

そうだよ。

注文住宅を新築する場合、令和5年11月2日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手するものが補助対象です。

ただし、令和6年12月31日までに工事が一定以上の出来高に達した上で交付申請を行い、

別途定める期間内に完了報告が可能なものに限られます。

補助額は、一戸当たり・長期優良住宅の新築・・・100万円・ZEH住宅・・・・・・・ 80万円ですが、

・市街化調整区域

・土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)

のどちらかに該当する場合、補助額は原則半額となります。

新築住宅を購入する場合、・宅地建物取引業の免許を有する事業者からの購入

・売買契約締結時点において、完成(検査済証の発出日)から1年以内で、人の居住の用に供したことのないものに限られます。

結構、制限というか色々あるんだね。

リフォームは令和5年11月2日以降に工事に着手し、

令和6年12月31日迄に全ての工事が完了した上で交付申請が可能なものに限られますが、世帯要件はありません。

対象となる工事は、・住宅の省エネ改修・子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能

・換気機能付きエアコン設置工事などとなっています。

補助額は工事内容によって異なりますが、子育て世帯・若者夫婦世帯の場合、

・既存住宅購入しリフォームする・・・60万円・長期優良住宅をリフォームする・・・45万円

・上記以外のリフォームをする・・・・30万円が一戸当たりの上限となります。

その他の世帯の場合、・長期優良住宅をリフォームする・・・30万円・上記以外のリフォームをする・・・・20万円

が一戸当たりの上限となります。

申請は、・注文住宅の建築事業者・新築分譲住宅の販売事業者・住宅のリフォーム工事施工業者が行います。

そのため、発注や購入を行った対象世帯の皆さんは、共同事業者として申請手続に協力するだけでOKです。

「申請手続きって難しそう…」「育児や仕事で時間が…」という方にはありがたいですね。