コラム
家づくりのこと
使いやすい収納のポイントは「奥行」です。
収納が少ないわけじゃないんだけどなんだか部屋が散らかっているんだよね。
玄関やリビングダイニングなど要所要所に収納できる場所があるんだけどな、、、
間取りを考える時、「収納スペースを多めに確保したい」と希望する方は多いものです。
そして、その希望を叶えたにも関わらず、「部屋が片付かない」「収納スペースが使いにくい」と嘆く方がいます。
まさにそれ!どうしてそんなことが起きるんだろう。
大切なのは、広さではなく『使いやすさ』です。そのために欠かせないのが『適切な奥行』です。
一般的に、奥行きは・本・・・・30cm ・食器・・・35cm ・衣類・・・65cm ・布団・・・91cmが目安とされています。
ただし、大きな本を収納するなら30cm以上必要です。
一方、コミック専用の本棚にするなら、奥行きは13cmあれば十分です。
B6版なら16cm程度といったところでしょうか。
このように、モノに合わせた奥行にすると、・「ここに片付けなければならない」という意識づけができる
・どこに何があるか一目でわかる・在庫管理が簡単になるので、無駄な買い足しや在庫不足を防げる
といったメリットがあります。
なるほどねー!確かにただやみくもに収納場所があってもうまく収納できてなくて
無駄な空間が出来ている気がするわ。
広さを追求しなくても、適切な収納スペースがあれば、部屋はスッキリと片付きます。
その分、生活スペースを増やせるのも嬉しいですよね。
ということで、まずは、どこに何を収納したいのか書き出してみましょう。
大きめのコートや大きめの食器があるなら、それらの幅を計測しましょう。
奥行きが広すぎると、奥に仕舞ったモノが見えません。
すると、「見えない」→「存在を忘れる」→「存在しないと認識」→「再購入」という無駄遣いの図式が発生しかねません。
少し面倒な作業ではありますが、適切な場所に適切な奥行きの収納スペースを設けると、
新居での暮らしが、より快適になりますよ。