コラム

ねえねえ、前回、2030年以降はZEH水準の省エネ性能が義務付けられると話したじゃんかー

そんな急に言われてもZEHに関心が無かったから、メリットや優遇制度についても全然知らないから

今日は、ZEHについて教えてちょー

 

ZEHとは、、、

net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の略語だよ。

「断熱」「省エネ」「創エネ」の性能の向上により、年間エネルギー収支をゼロにすることを目指しているんだわ。

本当はそんな長い名前だったのね。メリット・デメリット教えて！

メリットは、・室温の変化が少ないので、温度差による健康リスクを予防できる　・光熱費を節約できる

・使いきれない電力は、電力会社に買い取ってもらえる　・停電しても、発電や蓄電によって電力を確保できる・資産価値が高い

デメリットは、・一般的な住宅より費用が高い　・太陽光発電システムの定期的なメンテナンスが必要　

・天候によって発電量が異なる　・性能を保つため、デザインや間取りに制限がある

へー。家は健康で過ごせれる空間であって欲しいよね。

その他にも優遇制度があるだわ。

固定資産税の軽減措置期間は、納税額が２分の１になります。一般的な住宅の軽減措置期間は３年です。

一方、長期優良住宅認定などの要件を満たしたZEH住宅は、５年間に延長されます。

そのほかにも、・住宅ローンの借入限度額及び最大控除額を増額できる　・フラット３５の金利が引き下げられる

・地域型住宅グリーン化事業など、国の補助金を申請できる　・地方自治体の助成金を申請できる

・贈与税や所得税の特例措置を受けられるなど、さまざまな優遇制度があります。

ただし、補助金や助成金は、予算の上限に達すると受付が終了します。

早めに申請しても、必要書類の不足・添付間違いによって再提出を要求されたり、受付を却下される場合があるので注意しましょう。

国自体がZEHを推奨しているから補助金や助成金も結構あるんだね。

んだね。けどデメリットもちゃんと注意しなかんよ。

すでにZEH水準の家づくりをした方の中には、「太陽光パネル設置の関係で、希望したデザインが叶えられなかった」

「HEMS（エネルギーを見える化するための機器）の操作が苦手」「光熱費がゼロにならない」などの理由で、後悔している方がいるとか。

一般的な住宅には「建築費は安いけど光熱費や健康リスクが高い」ZEH住宅には「光熱費は安いけど建築費は高い」というように、

それぞれメリットがあればデメリットもあります。

家づくりは、デメリットや注意点も踏まえた上で進めましょう。不安や疑問が生じたら、その都度担当者に相談してくださいね。