コラム

2027年から家づくりの基準が変わります

「トップランナー制度」により、2027年4月からエアコンの省エネ基準が引き上げられるらしいね。

制度開始後は、エアコンの本体価格が高くなることや、基準を満たさない低価格帯エアコンの販売終了が

予想されるため、今年に入ってから駆け込み需要が急増しているそうです。

トップランナー制度の対象機器は、エアコン以外にも、電気温水機器、電気便座(暖房便座や温水洗浄便座)など

全32品目あります。費用は増えますが、トップランナー制度の基準を満たす機器を導入すると、

国や自治体の補助金や助成金を利用できますよ。

エアコンだけじゃないんだ。国全体が省エネへの取り組みを進めているんだね。

■ZEHからGX ZEHへ

現在の認定基準は「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」ですが、

2027年4月から「GX ZEH(ジーエックス・ゼッチ)」と改称され、より高水準な省エネ性能が求められます。

GX ZEHに法的な義務はありませんが、認定を受ければ補助金や助成金を申請できます。

住宅ローンの金利を通常より引き下げる優遇措置もあります。

■断熱性能

断熱性能は7段階あります。ZEHの断熱等級は『5』ですが、GX ZEHでは『6』が基準になります。

達成するには、外壁の断熱材の厚みを増やしたり、窓の性能をさらに上げる必要があります。

建築面積にもよりますが、費用は100万円以上増える場合があります。

金利も上昇するわ、建築費用も上昇するわでえらいことだね、、、、

■太陽光発電・蓄電池

GX ZEH認定を受けるには、太陽光発電だけでなく蓄電池の導入も必須になります。

蓄電池の容量によっては、設置価格が200万円以上になることがあります。

蓄電池は後付けできる設備なので、費用を知ると、かなり悩むかもしれません。

新築時に導入すれば、GX ZEH認定以外にも、・住宅ローンに組み込める

・発電と蓄電をセットで検討できるので、より効率の良い設計ができる

・配線を隠せるので見た目が美しいなどのメリットがあります。

とはいえ、そのために予算を増やしすぎると後が大変です。返済計画に無理が無いか確認しましょう。

ついに蓄電池もマストになるんだね。

■長い目で見ると…

性能が高くなるほど初期費用が増えますが、・補助金や助成金を利用できる・光熱費を大幅に削減できる

・高い資産価値を維持できる・停電時でも電力を確保できるという点は魅力的ですよね。

温かくて部屋ごとの温度差が少ない家は、結露による建物の劣化やヒートショックを防げます。

新築費用の高騰が続いている中で、性能向上のための費用を追加するのは大変ですが、

初期費用だけで判断すると後悔する可能性があります。

将来の光熱費や修繕費を含むトータルコストを算出して、じっくり検討したいですね。

イニシャルコストだけでなく、ランニングコストもかなり重要だもんね。

■資産価値って必要?

終の棲家として新築する場合、「売却予定は無いのに資産価値って必要?」と思うかもしれません。

しかし、住宅ローンの滞納して金融機関から一括返済を求められたとき、資産価値が高い家は売却しやすいので、

一括返済の負担を軽減できます。また、高齢になって介護施設に入居する時、売却して入居費用を捻出できます。

子どもが相続するとき、売却してきょうだいで分けたり、貸家として家賃収入を得ることもできます。

もしもの事態を想像すると、資産価値が高い家って心強いですね。