コラム

窓が小さくて少ない家のデメリット

一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会によると、夏に外気熱が侵入する割合は、

窓:約70%、壁:約10~20%、屋根・天井:約5~10%で、

冬に室内の熱が流出する割合は、窓:約50%、壁:約20%、屋根・天井:約10%なんだって。

窓の性能が低いほど熱の出入りが増えるため、断熱改修への補助金は今年度も実施されています。

しかし、既存住宅のうち省エネ基準に適合している住宅は、全体の約2割にとどまっています。

昨年度から義務化された省エネ基準に適合する窓でも、熱の出入りはゼロではありません。

そのため、窓の数を減らしたり、窓を小さくして熱の出入りを極力抑えようと計画する方もいます。

最近の流行りというか、窓の数がだいぶ少なくなったよね。あと大きさも。

でもさ、窓が小さくて少ない家には、何かデメリットとかないの??

■採光

窓が小さくて少ない部屋は、採光が少ないので日中でも部屋が暗くなります。

薄暗い部屋で長時間過ごすと、気持ちが落ち込みやすくなったり睡眠の質が低下することがあります。

それらの予防のためにも、日中でも照明が欠かせません。

小さな窓でも、・低い位置より高い位置・隣家の陰にならない位置 ・家具が日差しを遮らない位置

などの工夫をすれば採光量を増やせます。

また、内装や家具の色を白系の明るい色にすると、光の反射が増える分、明るくなります。

なんとなく、陽の光が入る家の方が気分は明るくなるよね。

■換気

窓が小さいほど換気量は減りますが、対角線上に設置すると効率の良い風の通り道を作れます。

窓を一か所だけ設置する場合、ドアを開けて別の部屋の窓と風の通り道を作ったり、

サーキュレーターや扇風機を窓に向けて置き、部屋の空気を押し出すことで換気できます。

換気量が減ると、湿気やニオイがこもりやすくなり、ダニやカビが繁殖する可能性があります。

そのため、除湿器や空気清浄機などの対策をしましょう。

今の若い人は窓を開ける文化があんまりないんだってね。

虫が入る危険性があるから、あんまり窓を開けたくない気持ちもわかる。

■健康

視界が制限されるので、閉塞感や圧迫感を感じやすくなります。

人によっては、窓の無いトイレや浴室をきっかけに閉所恐怖症になることがあるそうです。

そのため、家族に、・エレベーターやトンネルが苦手 ・締め切った部屋にいると気持ちが落ち着かない

・MRI検査が怖くて途中で断念したなどの心当たりがある場合、ストレスを与えないよう十分な配慮が必要です。

■避難経路

窓には、採光や換気のほかに『避難経路』としての役割もあります。

1階に小さな窓だけ設置する場合、・侵入を防ぐため玄関の防犯性を高める

・身をひそめるための施錠できる部屋を設ける ・勝手口を設ける

・火の燃え広がりを抑えるため、防炎カーテンなどの防炎製品を使用する ・2階にベランダを設ける

・2階に避難はしごで脱出できる仕様の窓を設けるなどの備えがあると安心です。