コラム

住宅ローンの返済期間は年単位で設定できます

住宅ローンの返済期間を決めるとき、みんなどんな基準で返済期間って選んでるの??

国土交通省 住宅局の『令和6年度 住宅市場動向調査報告書』によると、

「35年以上」の返済期間を選んだ方が全体の72.6%を占めており、

平均返済期間は33.9年となっています。

契約後に返済期間を延長することも可能ですが、

最初に長めに設定しておいた方が手間も省けますし、

最も多くの方が利用している期間ということも、安心材料になっているのかもしれませんね。

なんか最長35年までしかないって聞いたこともあるけど、そういうわけじゃないんだね。

ローンを組む年齢で大きな差が出そうだね。

そういえば、みなさんは返済期間を1年単位で設定できることをご存知ですか?

例えば、2500万円を金利2.5%の全期間固定型で返済する場合、

・返済期間35年・・・毎月:89,373円 総返済額:約3,754万円

・返済期間34年・・・毎月:91,021円 総返済額:約3,714万円 となります。

このように、返済期間を1年短くすると、毎月の返済額は1,648円増えますが、

総返済額は約40万円も減らせるんです。

長ければ長いだけいいってわけじゃないんだね。

定年退職時までに住宅ローンを完済すると、退職後の不安を減らせます。

銀行によっては、1年単位より短い期間を選ぶこともできます。

さまざまな期間でシミュレーションして、最適な返済期間を選びたいですね。