コラム

住まいの温度と脳年齢の関係は?

最近はだんだん暖かくなってきてエアコンなしでも過ごせれるようになってきたけど

そもそも冬の家の中のベストな室温って結局何度なの??

WHO(世界保健機関)は、寒さによる健康影響から居住者を守るために、

冬場の住宅の室温を「18度以上に」と強く勧告しています。

強く勧告してるんだ!じゃあ絶対18度以上にした方がいいのか。

でも、暖房費の増加が気になるから、重ね着などの対策をして、

18度以下の室温で乗り切るじゃダメなんだよね、、、?

暖房費は馬鹿にならないし、そう思うのは当然。

けど、慶応義塾大学の伊加賀俊治教授の調査研究により、・暖かい住まいは脳の経年劣化が少ない

・1℃暖かい住まいだと、脳年齢は2歳若い と判明してるんだよね。

たとえば暖房費節約のためにと13℃の部屋で過ごした場合、

心血管疾患などの発症リスクが増えるだけでなく、

18℃の部屋で過ごすより脳年齢が10歳も老いてしまう…。

自分だけでなく、共に過ごす家族にまで影響が及ぶと思うとゾッとしますね。

えええええ!それなら絶対暖房つけて18度以上にしよう!って思う。いいこと聞いた。

そういえば、伊香賀教授の調査によると、冬のリビングの平均室温が最も高いのは

北海道(19.8℃)で、最も低いのは香川県(13.1℃)だったそうです。

そして、冬の死亡増加率は、北海道が10%、香川県は21%となっています。

この結果を見ると、暖かい住まいの大切さを実感しますね。

『断熱=高額』と心配する方もいますが、温暖な地域には北海道レベルの断熱性は必要ありません。

それに、断熱効果によって暖房費を節約できますし、

寒さによる疾病を防げる分、医療費の抑制も期待できます。

確かに暖房費をケチって風邪ひいたり病気になったら元も子もないよね。

さらに、暖かい住まいには、・活動量が増えるので子どもの病欠が減る ・健康寿命が延びる

・認知症の予防に役立つ可能性がある ・要介護期間が短いなどのメリットがあることも

判明しています。そういえば、スタッフの家では、リビングでペットを飼い始めてから、

家族が1階で過ごす時間が長くなったそうです。その理由は、常に過ごしやすい室温だから。

こたつが不要になった分、部屋を広く使えています。

家族とのコミュニケーションも増えて、暖かい暮らしに満足しているようです。