コラム
お金のこと暮らしのこと
火災保険料が値上がりしました

そういえば、児童手当の所得制限が撤廃されたよね。
支給対象が、これまでの中学生までから高校生年代までに拡大されて、
こんな嬉しいニュースだけだったらいいのにね、、、。
かと思えば、住宅ローンの変動型金利が上がったり
過去最大と言われるほど火災保険料が値上がりしたり……。

そうだね。家づくりを検討中の方は、
また負担が増えることにうんざりしているのではないでしょうか。

ところで、なぜ火災保険料は高くなるの??すでに加入している方は、どうなるの??

■理由
火災保険は、火災だけでなく、風災や水災などの自然災害による損害も補償します。
(契約内容によって異なります)
最近は、台風や大雨による自然災害が多いですよね。
そのため、契約者に支払う保険金は増加しています。
温暖化のため、今後も台風や大雨による被害が予想されています。
このままでは、損害保険会社の負担が増加して、
契約者からの申請に対応できなくなるかもしれません。
そのため、今月から約1割の値上げが始まりました。

そんなん自然災害が増えたからって、、、ねえ、、、。

■水災補償
これまで、水害に対する保険料率は全国一律でした。
今月からは、水災リスクを市区町村別に5段階で評価し、
多発の恐れがある地域ほど保険料率が高く設定されることになりました。
新築予定地の水災リスクは、損害保険料率算出機構の『水災等地検索』で検索できます。
補償対象を選べる火災保険の場合、節約のために最低限のプランに抑えることもできます。
とはいえ、やはり地域の被災リスクに対応できるプランの方が心強いものです。
『水災等地検索』や『ハザードマップ』などで被害想定を確認し、火災保険選びに活用しましょう。

加入中の方はどうなるの??

火災保険に加入中の方は、契約期間が満了するまで現行の内容が適用されます。
そのため、増加分の保険料を請求されることはありません。
値上げの対象になるのは、新規で契約する方や更新する方です。
自然災害の増加や被害の拡大が続くと、今後も値上げされる可能性はあります。
火災保険は1年単位で加入できますが、次の値上げに備えるなら、
最長期間での契約を検討した方が良さそうです。

更新時は、保険会社と補償内容の見直した方が良さそうだね。

地震保険料は、どの保険会社で申し込んでも同じです。
一方、火災保険料は保険会社によって異なります。
火災保険を更新するとき、複数の保険会社を比較したり、保障内容が適切か見直せば、
余計な保険料を支払わずに済みます。
家族の成長によって家財は増減するので、家族構成に変化があったときは、
家財保険についても、ぜひ見直してください。
なお、月払いより年払い、年払いより一括払いの方が、保険料の割引が増えるので負担を減らせます。
更新時は、家計に合う支払い方についても確認しましょう。