コラム
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ハザードマップの最新情報を確認しましょう

今年は、地震や大雨などの自然災害が本当に多いね、、、
しかも近年は、温暖化の影響で被害の規模が大きくなっています。
となると、家づくりの際、できるだけ安全な土地を選んで、自宅の被災リスクを下げたいよね。

そうだね。被災リスクは、ハザードマップで調べることができます。
自治体によっては、ポスターや冊子にして配布する場合もあります。

この機会に、新居候補地の災害リスクの最新情報を確かめるのもいいかもね。

■ハザードマップとは
自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、
被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図です。
洪水、高潮、津波、土砂災害、地震、液状化、火山の噴火などの自然災害が発生したとき、
どの地域にどの程度の被害が予想されるのかがわかります。
災害想定と災害実績を比較できるものもあります。

浸水などの被害が予想される地域だとわかっていても、その土地を選びたい!
と思うことがあるかもしれんよね。そんな時はどうしたらいいのかな??

担当者と情報を共有することで、「予想される浸水の深さは1m以内だから、
1階は駐車スペースにして、2階を居住スペースにしよう」
「最大深度6と予想される地域だから、地震対策を重視しよう」といった相談も
できるのではないでしょうか。地元の業者は、地元の気候だけでなく、
災害リスクについても詳しいことでしょう。
積極的に相談して、専門家ならではの知識や経験を活用したいですね。

工夫次第でリスクを減らせるかもしれないもんね。

■避難経路・避難場所の安全性は?
ハザードマップを見るとき、予想される被害だけでなく、避難経路も必ず確認しましょう。
なぜなら、避難経路に浸水や土砂災害のリスクがあれば、
避難場所までたどり着けない可能性があるからです。マップ上で経路を確認したら、
「倒れて道を防ぐような大木は無いかな?」「橋を渡らなくても避難できるかな?」
「交通規制が発生しそうな場所はないかな?」と、実際に通って確認しましょう。
なお、避難場所によっては、ペットの同行避難が難しい場合もあります。
一方、猫アレルギーなどを持つ家族がいたら、ペットが同行できない避難場所しか
選べないかもしれません。そのあたりも、事前に確認できると安心ですね。

実際に避難するときなんてきっと焦って考えている暇もないと思うから
あらかじめきちんと調べておくことが大事だね。

■用水路・排水路
新居の候補地の近くに用水路や排水路はありますか?
掃除や管理が不十分だと、泥が溜まったり草が密集していることがあります。
ひび割れが大きくなって水漏れしていることもあります。
すると、大雨をスムーズに排水できなかったり、周辺に浸水被害を与えることがあるんです。
内水氾濫のリスクを知るため、現地や周辺を調べる時は、用水路や排水路の状況も観察しましょう。