コラム
お金のこと
見積書の標準的な構成は?
見積書の見方が良く分からない時があるから教えてちょー。
見積書には、工事の内容や工事ごとの費用などが記載されてるんだけど、
とはいえ、設備の品番や材料の詳細を見ても、知識がある方以外にはわかりにくいんだよねー。
それに加え、見積書の形式は業者によって異なるので、『総額』にしか関心を持てないという方もいるかもしれんね。
そんな苦手意識を和らげるために、見積書の標準的な構成や、その必要性について話していくね。
それ和助かる!ぜひ教えて。
まずは表書きなんだけど、「顧客氏名」「見積もり総額」「作成年月日」「業者情報」のほか、
「工事名称(例:〇〇様邸 新築工事)」「工事場所」「見積書有効期限」「支払い条件」などが記されるよ。
次に、内訳書・内訳明細書。
「本体工事」「付帯工事(別途工事)」「その他費用」に分け、それぞれの詳細な工事内容・数量・金額が記されるよ。
ハウスメーカーのように「標準プラン」がある場合、「標準工事」については記載を省略し、
追加や変更部分のみを「標準外工事費用 見積明細書」として作成する場合もあるからよく見なかんよ。
もう言葉が難しくなってきて、よくわからんくなってきた。
とりあえず、話進めるね。
ほいで、条件書なんだけど、顧客と業者のすれ違いを防ぐため、工事に含まれる事項や含まれない事項を明確に記されているよ。
これは結構重要だから何が書いてあるかちゃんと見りんね。
工事について細かく記された見積書があれば、「設備のグレードが違う!」「この工事を頼んだ覚えはない!」といったトラブルを予防できるよ。
また、第三者機関に確認を依頼すれば、作成ミスや不正を発見することもできる。
打ち合わせの記録としても貴重な証拠品になるので、大切に保管しなかんよ!!!
もらった資料はよく見て、きちんと管理しておかなかんね。
そだねー。あと、複数の業者に見積もりを依頼すると、金額の安さでアピールする業者が出てくるかもしれんけど、
そんな時は、工事の内容を細かくチェックした方がええよ。
・カーテン工事について記載されていない(=レール設置すら行わない)・設備のグレードが低く、欲しい性能が備わっていない など、
みなさんの要望を満たしていない点があるかもしれんからね。