コラム

浄化槽の維持管理ってどうするの?

たまーに、耳にするんだけど、浄化槽ってなーに??

住宅の場合は、屎尿しによう・下水を生物処理によって浄化する装置のことだわね。

豆知識だけど1985年10月1日に浄化槽法が施行されたことを記念して、毎年10月1日は『浄化槽の日』なんだわ。

今年も、全国各地で浄化槽に関するイベントが開催されたとか。

浄化槽は、家庭から排出する汚水を浄化して放出することで、環境を守っています。

へー。浄化槽で汚水を浄化してるんだ。それがある家の人は何か気を付けなかんの?

この機会に、適性な維持管理について呼びかける自治体も多いんだけど、では、適切な維持管理ってどうすれば良いのか説明するね。

■浄化槽と下水道

浄化槽は、それぞれの家庭で汚水を浄化して放出します。

下水道は、生活排水をそのまま公共下水道に流し、市町村が管理する汚水処理場に集めて処理します。

浄化槽には月々の使用料金は発生しませんが、下水道には発生します。

とはいえ、浄化槽は維持管理費用が必要なため、どちらがお得かは判断が難しいところです。

なお、浄化槽は下水道が整備されていない地域の家庭に設置します。

土地選びの際は、下水道の整備状況も確認した方が良さそうですね。

土地の資料とかによく書いてあるのは見る!!

うん。それそれ。

浄化槽内では、微生物が生活排水を浄化しています。

微生物が元気に働ける環境を整えるには、・トイレ使用後は、適切な量の水を流す ・野菜くずや天ぷら油などの異物を流さない

・大量の洗剤や強力な殺虫剤などを流さない ・残った農薬などを排水口に捨てない ・浄化槽のマンホールの上にモノを置かない

・硫黄系の入浴剤を頻繁に使わない ・風呂水と洗濯の水を同時に大量に流さない

・浴室の排水口に溜まった髪は、こまめに除去するなどの配慮が必要です。

なお、糖尿病の方がいる家庭では、大量の糖が浄化槽に負荷を与えると言われています。

保守点検業者に事情を説明し、点検の頻度を増やしたり、大きなブロワ(空気を送る装置)を設置するなどの対策をしましょう。

案外、気を付けた方がいいことが多いんだね。知らなかった!

ちょっとの心掛けで、浄化槽内をより良い状態に保つことが出来るよ。

浄化槽を設置している家の人はぜひ気を付けてみてね。