コラム

今日は、建物代を支払う時期と割合についてちいちいに聞いていくよ

土地を購入して新築する時さあ、土地代は一括払いが一般的じゃん。

で、建物代は分割して支払うやんかー。なんでなん？

はいねー。さっちゃんは　まあまあ知っとるやん

建物の一般的な支払時期と回数は、「建築請負契約時」「着工時」「上棟時」「引き渡し時」の４回。

んでも、業者によっては「申込時」や「材料発注時」まで回数を分けたり、

「着工時」「上棟時」「引き渡し時」の３回にまとめることもあるよ。

土地は完成してて引き渡すって感じだけど、住宅の建築には時間がかかるでね。

建売住宅の場合はでき上がってるから、一回の支払いだわね。

　

回数はわかったけんど、割合はどやさ

　

4回に分ける場合はだねぇ、契約時に１０％、着工時・上棟時・引き渡し時に３０％ずつに分けるのが一般的だけんど、

施主との話し合いによって割合を変更する場合もあるべ。

　

追加工事の費用って引き渡し時の清算でいいだよね

工事内容によってはその都度支払う場合もあるよ。

まあ、追加工事を依頼する前に、支払いについて確認せなかんね

因みに、正式に住宅ローンを利用できるのは、抵当権設定登記を終えてからだでね。

それまでの支払いは、手持ち資金やつなぎ融資で対応せなかんね。

うん、現金が必要な支払いもあるで、業者に一通り確認したがえーわ。

そういえば、先日、「債務超過で住宅の建築も引き渡しもできないにもかかわらず、女性に契約金を振り込ませた」

っちゅー事件が報道されとったじゃん。

うん、それ以外にも、「契約時に請求通り支払ったのに、着工前に音信不通になった」とか

「着工前に多額を請求された挙句、経営破綻された」など、住宅に関するトラブルは多いだわ。

完成保証制度ってのがあるので利用可能かを業者に確認したほうがよいね。

支払いの回数や割合について疑問や不安を抱いた時は、住まいるダイヤルなどの専門機関に相談するのが良いでしょうね。

トラブルを避けるためになんか豆知識ある？

帝国データバンクの調査によると、昨年度の建設業における倒産は１,２９１件だったとか。

建設資材の品薄による工期の遅延、物価高、人手不足など、誰にでも起こり得るトラブルによる倒産が増えたげな。

着工前に、あまりにも高額な支払いをすると、持ち逃げなどのトラブルに巻き込まれるかもしれんね。

分割割合に違和感を抱いた時は、納得できるまで話し合いましょう。