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コラム COLUMN

ひな壇造成した土地を選ぶ時、気を付けたいこと。

  丘陵地や窪地などの傾斜がある土地を造成した分譲地は、階段状に整えられる場合が多いものです。

このように、土地を階段状に整えることを「ひな壇造成」といいます。

ひな壇造成は、不要な土を削る(切土)だけではありません。土が足りない場所には、切土で除去した土などを足していきます。

この手法を盛り土といいます。土を削った場所の地盤は、もともとの強度が保たれています。

しかし、足した土を十分に固めていなかったり、樹木の根などをきちんと除去していない場合は十分な強度が得られません。

それが原因で、地面が不均一に沈んだり(不動沈下)、段差を支える擁壁が崩れてしまうことがあります。

また、切土と盛り土の接合部分は地盤を支持する力が不安定になりがちで、雨水や湧き水が溜まりやすい場所です。

盛り土を十分に固めていても、水分が地盤の強度を弱めることがあります。

そのため、擁壁に適切な数の水抜き穴を設けることが重要になります。

3m2(畳2枚程度)の広さごとに1つ以上の水抜き穴が無い場合は、適切な排水ができないかもしれません。

ですから、ひな壇の分譲地を見学するときは、擁壁面の水抜き穴についても、必ず確認しましょう。

ひな壇の分譲地は、平地の分譲地の価格より割安です。

景観や通風、日当たりやプライバシーの確保もできるので、それらを重視する方にとっては、とても魅力的な土地でしょう。

しかし、外構工事の自由度が限られたり、擁壁の補修など、想定外の費用が掛かる場合もあります。

また、ひな壇の土地を苦手とする業者もいるので、

・意中の業者がいる場合は、購入前に土地を見てもらう・ひな壇の土地を得意とする業者を選ぶなどの注意が必要です。

 

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