2021.05.13

国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来推計によると、

2040年には、・全世帯に占める高齢世帯の割合は、全国平均で44.2% ・高齢世帯に占める一人暮らしの割合は、全国平均で40.0%

・高齢世帯に占める一人暮らしの割合が最も高いのは東京都の45.8%と予想されています。

ちなみに「高齢世帯」とは、世帯主が65歳以上の世帯のことをいいます。   

2015年の調査結果では、全世帯に占める高齢世帯の割合は36.0%でした。それが、わずか25年でそれほどの増加が予想されている、、、。

なかなか厳しい数字ですね。ところで、年を重ねて身体の機能が衰え始めると、外出先は勿論ですが住まいの中でもさまざま負担を感じるようになります。

よく耳にするのは、「子どもが巣立ってから家の広さを無駄だと感じる」「掃除も苦痛」「膝が痛いので、階段の上り下りがつらくて2階に行く頻度が減った」

「玄関までの移動に時間が掛かるので、インターホンが鳴ると、気が急いて転びそうになったことがある」などの事例です。

 

資金に余裕がある方は、減築や住み替えなどで解決しています。しかし、住宅ローンで手いっぱいの状況なら、広さの悩みを解決するのは難しいものです。

ならば、新築する時に「本当にこの広さが必要かな?」という視点で見直してみるのはいかがでしょうか。

家相の良し悪しを見分ける視点の一つに、『家大きくして住む人少なきは凶なり』というものがあります

また、『宅小に住人多きは富貴繁昌の相なり』という言葉もあります。家族の人数に対して広すぎる家は、静かで寂しいものです。   

一方、狭い家は、家族の気が満ち溢れて縁起が良いとされています。

賃貸住宅などの狭い空間で子育てをし、子どもたち特有のパワーに疲れて果てた方は、「新築する時は少しでも広い家が欲しい」と思いがちです。

しかし、広さを追求すればするほど・家事動線や生活動線が増える ・掃除の負担が増える ・家族とのコミュニケーションが減る などの弊害もあります。

また、・新居に越してから一人で留守番するのが怖くなった ・1階で物音がした ・泥棒がいそうで階段を降りたくない など、

日常的に不安を感じるようになり、それが鬱や不安障害を招いた事例もあります 。家族に最適な広さを考えるのは難しいものです。   

しかし、家族の気配を感じられる広さで、子どものパワーを苦痛に感じず、心の余裕を持てる広さなど、

家族独自の視点で考えると、最適な広さが見えてくるかもしれません。

さて、縁起が良く、年を重ねても広さが負担にならない広さってどれくらいでしょうか。じっくり考えてみてくださいね。

2021.05.10

新居の建設を始める前、その土地を守る氏神様にご挨拶をし、工事の安全を祈願します。

必ず行わなければならないというルールはありませんが、八百万の神様の存在を受け入れている方にとって、

その場所を守っている神様に挨拶するのは、ごく自然なことなのかもしれません。    

ところで皆様、神様がいると言われているのは土地だけではありません。家の中にもたくさんの神様がいるとされています。

たとえば、台所を守る神様として有名なのが、

・火の神:三宝荒神(さんぽうこうじん) ・水の神:弥都波能売神(みづはのめのかみ) ・穀物の神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。

三宝荒神は荒々しい性格らしいのですが、台所を大切に扱うことで、・料理がおいしくなる ・子どもがお手伝いをしてくれるなどのご利益を授ける といわれています。

また、五穀豊穣の神である大黒様や恵比寿様も、食材が集まる場所として台所や食事する場所を大切にしているとか。

そのため、それらの場所の掃除を欠かさず、大切に扱う人々を「飢えることが無いように」「良縁に恵まれるように」と見守っているそうです。

さらに、家全体の火を司る火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)や家全体を守る天照大神もきれいな台所がお好きだとか。

こんなに数多くの神様に見守られて(見張られて?)いると思うと台所の掃除にも気合が入りますね。

そういえば皆様は、一粒のお米には七柱の神様がいらっしゃると聞いたことはありませんか??     

実際には、食べ物を粗末に扱わないようにするための教えとして、

米作りに欠かせない「太陽・土・風・雲・水・虫・作り手」の7つの要素を神という存在に置き換えたらしいのですが、

食材を大切に扱うことが神様の喜びにもつながり、それが家を守ることにもつながるというのは、何とも興味深いですね。    

2021.05.08

スキップフロアを設けている住まいは、その縦方向の広がりが独特の住み心地を生み出します。

ちなみに、スキップフロアとは、天井や床の高さを変えた構成のことです。     

スキップフロアは、壁や廊下を設けなくても緩やかに間取りを区切ることができます。

そのため、高低差がある土地に利用するだけでなく、収納スペースや個性的な空間を生み出すために採用する方もいます。

ところで皆様、スキップフロアの弱点をご存知ですか??最大の弱点は、『地震に弱いこと』です。

地震が発生した時、段差の無い床面は床全体が一体となって揺れます。そのため、地震力は柱や壁などに均等に伝わります。

一方、スキップフロアは床が一体化していないため、地震の揺れを均等に伝えることができません。

どうしても、特定の壁や柱に力が集中することになります。それが原因で、建物が破損や倒壊することもあるんです。    

・構造計算をして、耐震性を保つために必要な措置をする ・スキップフロアを手掛けた実績がある といった信頼できる業者なら安心です。

しかし実際には、構造計算の方法すら分からない業者もいます。方法は分っていても、構造計算せずに施工する業者もいます。

ですから、もし皆様がスキップフロアを採用する予定なら、業者選びは特に慎重に行ってください。

そのほか、スキップフロアには ・においや音が全体に伝わりやすい・エアコンが効きにくい ・プライバシーの確保が難しいといった弱点もあります。

しかし、それらの問題を解決できさえすれば、個性的で開放感のある家づくりができます。     

とはいえ、将来、隣室と床の高さが異なる部屋を、リフォームで繋げて使うのは難しいものです。

仕切り壁が少なく、人の気配を感じやすいつくりなら、来客の滞在中、ほかの家族は何かと気を使うかもしれません。

家族と起床時間や就寝時間が異なるなら、物音や照明が大きなストレスになるかもしれません。

スキップフロアを取り入れる時は、現在から将来までイメージしてシミュレーションし、快適に暮らせるかどうかを確かめてみましょう。

2021.05.07

前回は住まいるダイヤルの相談窓口についてお話ししましたが、新築やリフォームに関する相談は、国民生活センターや全国の消費生活センターにも寄せられています。

それらをネットワークで結び、苦情相談情報の収集を行っているのがPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)です。

今月から再開予定の9月まではデータベースが停止していますが、今日は、PIO-NETが収集したトラブルの事例や対策についてお話しします。   

■事例

・契約し、手付金を支払ったのに、旧居の解体工事の予定すら立たない  ・人手不足と資材不足で20人待ち、着工は2年後と言われた    

・工事が半年以上中断したあげく、事業者から「破産するつもりだ」と言われた ・設計図どおりに施工されていないため家具が入らない、2カ月の遅延補償にも対応しない

・訪問販売で契約し、頭金を支払ったが一向に工事が進まない ・高齢の祖母が、屋根の雨漏り工事で全額前払いを求められた

「破産した」と事業者からの一方的な連絡で工事が放置され、仕方なく別の業者に依頼した     

■対策     

資材や費用の妥当性や合理性について、住まいるダイヤルなどの公的機関や建築士などの専門家を有する第三者機関にチェックを依頼する

工事中断のリスクを避けるため、住宅完成保証制度の加入を求める ・設計どおり適切に施工されていない場合、納得できない状態で引き渡しを受けない

 

■リフォームトラブルにならないための7か条

国民生活センター相談部が挙げる7か条は以下の通りです。

1.訪問販売ではできるだけ契約しない 2.工事を依頼するかどうかは手間と時間をかけて検討する 3.業者の説明を鵜呑みにしない

4.複数の会社から見積もりを取って比較検討する 5.必ず改修計画図、工程表の提出を求める 6.工事開始後でもクーリング・オフは可能であることを知っておく

7.工事が完了しても契約通りに工事されているか確認できるまで代金を支払わない       

 

■リフォームトラブルは新築直後から

これから新築する方にとって、リフォームはずっと先のことなので、何となく他人事に感じるかもしれません。

しかし、新築直後の住宅にも「ここに庇がないと窓回りが劣化しやすいですよ」

「共働きなら、お子さんのために防犯リフォームをした方が良いですよ」などのように、様々な訪問販売の業者が訪れています。   

玄関ドアにぶら下げる虫よけグッズのように、訪問販売員が玄関に近づけなくなる便利グッズがあると良いのですが、そんな虫のいい話はなかなかありませんね。

2021.05.06

住まいるダイヤルは、新築やリフォームのトラブルで悩む方の心強い相談相手です。

電話相談のほか、専門家相談や住宅紛争処理によって問題解決を図っています。

専門家相談は、これまで対面で行われていましたが、一部の弁護士会では、WEB会議システム等を使用した専門家相談(WEB相談)が実施されるようになりました。

選択肢が増えるって助かりますね。     

■専門家相談

専門家相談とは、住宅のことで悩んでいる方が弁護士や建築士と対面で相談できるシステムのことです。

専門家相談を利用できるのは、・評価住宅(建設住宅性能評価書が交付された住宅)の取得者または供給者

・保険付き住宅(住宅瑕疵担保責任保険が付された住宅)の取得者または供給者 ・住宅リフォーム工事の発注者または発注予定者のいずれかに該当する方です。

WEB相談は、電話相談をした際に申し込めます。

ちなみに、2019年度の電話相談のうち、専門家相談の対象となる相談は、

「評価住宅」741件、「保険付き住宅」7,505件、リフォーム相談10,158件でした。   

■まずは電話相談

相談できる内容は、・住宅に関する不具合などのトラブルに関する相談 ・住宅に関する技術、法令、制度等に関する知識、情報などの一般的な問い合わせ

及び検査機関などの照会に関する知見相談 ・賃貸借や相隣関係などのトラブルも含む、相談内容に何らかのトラブルが含まれる相談など、新築やリフォームに関するものです。

最も多いのは、雨漏りやひび割れなどの住宅のトラブルに関する相談です。

■知見相談でトラブル回避

新築を行う相談者の、2019年度の電話相談の内訳は、

・住宅のトラブルに関する相談・・・62.8% ・知見に関する相談・・・・・・・・18.7% ・その他の相談・・・・・・・・・・18.5% となっています。

トラブルが発生してから相談した方と比べると、新築に関する正しい認識や見解を得るために知見相談を利用した方は圧倒的に少ないですよね。

「引き渡しを受けるまで、住まいるダイヤルの存在を知らなかった」 「契約前に相談できるとは知らなかった」と後悔している知人もいますが、

知見を広ればトラブルを回避できる可能性は高まります。契約や法律、建築技術などに関する相談もできるので、皆様の家づくりに役立ててください。   

■相談事例で予習

住まいるダイヤルのホームページには、数多くの相談事例が紹介されています。

皆様の家づくりの段階に合わせて検索すれば、この先にありがちなトラブルを予習できるかもしれません。

お時間のある時に、ぜひ活用してみてくださいね。       

2021.04.29

家具の大きさまで考慮して間取りを決めたものの、

「奥行きが狭くて、引き出しを途中までしか開けられない」「キッチンの空間が狭くて、二人で作業できない」

「椅子と壁の間が狭くて、横歩きでないと通れない」といった不便を感じながら暮らすのはイヤですよね。

そうならないよう、ぜひ意識してほしいことがあります。それは、『動作空間』です。  

動作空間とは、その名の通り、人が動くために必要な空間のことです。

たとえば、整理ダンスに衣類を出し入れする時、低い位置の引き出しを開閉するなら、

家具の奥行と引き出しの奥行に加え、大人がしゃがんで衣類を出し入れできるだけのスペースが必要ですよね。

ちなみに、奥行45cmの整理ダンスを開閉するとき、開閉動作に必要な空間の目安は100~120cmだとされています。   

ただし、身長や体格、健康状態などによって異なるので、家族の中で最も動作空間が必要な人に合わせると良いでしょう。

ダイニングテーブルの椅子に座る家族の後ろを通るなら、座るために必要なスペースに加え、

お盆や食器を持った家族がストレスなく通れるだけのスペースも必要ですよね。  

間取りによっては、ランドセルを背負った子どもが通ったり、大量の洗濯物を抱えた家族が通るかもしれません。

このように、動作空間と生活動線が重なっているときは、特に配慮が必要です。

お互いが譲り合えばいいという考え方もあるでしょうが、朝の忙しい時間帯など、心に余裕がない時はそうもいきません。

そのストレスが積もり積もって家づくりを後悔したり、家族仲が悪くなった事例もあるほどですからね。  

たかが動作空間と思うかもしれませんが、ストレスなく動けない環境が何年も続くのはつらいものです。

動作空間の余裕は心の余裕にもつながります。まずは、今の住まいでの動作空間を調べてみましょう。

狭くて動きにくいところはありませんか?? そこに生活動線や家事動線が重なってストレスを感じることはありませんか??

それらを書き出して可視化すれば、きっと新居づくりに役立ちますよ。

2021.04.25

住宅の壁や屋根などに設けられた窓や出入り口のことを『開口部』といいます。

開口部の役割は、採光や換気、通風や通行などの実用的なものだけではありません。

その大きさや位置を工夫することで、景色を楽しんだりプライバシーを守ることができます。

断熱性や遮音性、防犯性などの性能を追求することで、より健康や安全に配慮された住まいを楽しむこともできます。    

このように、暮らしに大きな影響を与える開口部ですが、打ち合わせの時に必 ず確認しておかなければならないことがあります。

それは、その敷地が『防火地域又は準防火地域に指定されているかどうか』ということです。   

もし敷地が防火地域や準防火地域に指定されていたら、使える建材は限られてしまいます。

というのも、これらの地域には・その外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に防火戸その他の政令で定める防火設備を設けなければならない

・外壁開口部設備に建築物の周囲において発生する通常の火災による火熱が加えられた場合に、外壁開口部設備が加熱開始後二十分間は延焼しないものにしなければならない

などのように、火災を防ぐための様々な制限があるからです。  

もしかしたら、それらの制限が原因で、あなたが求める家づくりができなくなるかもしれません。

開口部の自由度を楽しみたい時は、用途地域の確認を忘れないようにしてくださいね。

また、開口部のお話だけでなく、自分がこうしたい!と思い描いているものが、様々な規則や法律によって制限されることがございます。   

専門的なお話になりますので、工務店などの家づくりのパートナーに相談しながら家づくりを進めていってくださいね!!

2021.04.22

このコラムでは、新築するための土地選びや家族の暮らしに合わせた家づくりを中心にお話ししています。

しかし、一戸建ての入手方法は他にもあります。人によっては、上記以外の方法が合っていることもあります。

そこで今日は、一戸建ての入手方法についてお話しします。

 

■土地も建物もある場合

  予算を最小限に抑えたい方はリフォーム。建て替えたいが、できるだけ予算を抑えたい方は規格型住宅。

こだわりを活かした家を建てたい方は注文住宅が向いています。

ただし、幅員4m以上の道路に2m以上接していない土地は既存の建物を解体した後に再建築ができないので注意しましょう。

 

■土地と建物を同時に入手したい場合

実物を見て購入したい方は、建売住宅や中古住宅が向いています。    

多少の制約があっても構わない方は、建築条件付きの土地や借地権付きの土地を入手し、予算やこだわりに応じて規格型住宅か注文住宅を新築しましょう。

自分好みの場所に自分好みの住宅を建てるのは理想的ですが、そのた  めには十分な時間と予算が欠かせません。  

■借地権

借地権は、建物の所有を目的とした場合に得られる権利です。

土地を購入するよりも安く、所有権を得られるにも関わらず固定資産税や都市計画税の負担義務はありません。

ただし、・旧借地権(原則として借主からの申し出が無い限り更新可能)・普通借地権(定期的な更新が前提)・定期借地権(更新せず、期間満了と共に土地を返還)などの種類があり、

増改築などに一定に制限がかかる場合があります。物価上昇により地代が上昇する可能性など、さまざまなデメリットも理解した上で検討しましょう。

このコラムは、より多くの方の家づくりのお役に立てればと思い、配信致しております。

こんな情報が知りたい!等ございましたら、マイナーな内容でも構いませんのでご要望頂けると幸いです!    

 

 

2021.04.20

皆様は、「畳の縁を踏むとバチがあたる」「畳の縁に座ると、床下に潜む敵に刺される」

「畳の縁に入っている家紋を踏むことは、そこに住む家族やご先祖様の顔を踏んでいるのと同じ」などの教えを聞いたことはありませんか??

部屋と部屋の境目にある『敷居』についても、「敷居を踏むことは、その家のご主人の頭を踏みつけるのと同じ」

「境界線やテリトリーを軽率に扱っているのと同じ」などと言われています。

迷信だと言われればそれまでですが、踏まれて負荷がかかった敷居は歪むことがあります。敷居が歪むと、障子や襖がスムーズに動かなくなることがあります。  

そもそも、敷居は建具の一部分なので床のような強度はありません。本来、床と同じ感覚で歩いてはいけない場所なんです。

和室がある家で暮らすと、そんな作法を幼い頃から何度も教え込まれます。

しかし、和室が無い住宅で生まれ育った子どもは、敷居や畳の縁を見ることなく成長します。

そのため、外出先で先方に気を悪くされたり、恥をかいてしまう事例は少なくありません。  

そういえば、「50代の上司が敷居を平気で踏む様子を見て、見ているこちらが恥ずかしくなった」と20代の方に聞いた時は、私も随分驚いたものです。

高度成長期や核家族化などの影響で、親から子へ語り継がれていた教えが、その方の家庭では途切れていたのかもしれませんね。

昔、畳は高級品で、権力を示す象徴でもありました。そのため、当初は高貴な人や来客のもてなしにのみ使われていました。

身分によって畳の厚さや縁の柄を使い分けるほど、人々にとって思い入れの強いアイテム でした。  

もし、あなたが新居に和室を設けるのなら、畳の歴史や作法をお子さんたちに何度も伝える機会があることでしょう。

日本人として知っておいて損はありませんので、ぜひ伝えてあげてください。

2021.04.17

NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)によると、この冬も一酸化炭素中毒による死亡事故が発生したとか。

どうやら、豪雪や大寒波、新型コロナの影響が大きいようです。

事故の事例として、・停電時に携帯発電機(ガソリン燃料)を屋内で使用したため、一酸化炭素中毒になり死亡した。

・ガス給湯器を使用中に換気扇を使用していなかったため、一酸化炭素中毒になり死亡した。などが報告されています。

事故を防ぐポイントとして、・携帯発電機は、屋内では絶対に使用せず、風通しの良い場所で使用する。・給湯器や暖房器具を使用する際は、こまめに換気する。

・給湯器やふろがまの給排気口をふさいだり、近くにものを置かない。などが紹介されているので、ぜひ参考にしてください。

ガスや灯油は、正しく燃焼すると二酸化炭素と水蒸気が発生します。しかし、酸素不足で不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生します。

その予防策として最も重要なのは『換気』ですが、ガスや灯油を燃料とする湯沸器や暖房器具に、燃焼に必要な酸素を供給することもまた、とても大切なことなんです。

そういえば、前回、火災予防法の一つとして暖房器具の掃除を紹介しましたよね。その掃除は一酸化炭素対策にも役立ちます。

ですから、もし皆様のお家のキッチンでガス湯沸器を使っているのなら、ホコリやススはこまめに除去してください。

ついでに、炎の色は正常か、水漏れやガス漏れ、異音などの異常は無いかも確かめてみましょう。   

この時期、頭痛や吐き気、めまいや不快感などの症状が出た時は、風邪や新型コロナなどの病気を疑いがちです。

しかし、それらは一酸化炭素中毒の症状でもあります。

花粉の飛散が終わるまで、窓を開けたくないのなら、室内での暖房や給湯に灯油やガスを使わないなどの対策も検討しましょう。

電話する

お問い合わせ