コラム

住宅ローンを予定より多く借りるリスク

国土交通省が公表した「令和7年度 住宅市場動向調査」によると、住宅購入資金の平均値は、

・注文住宅・・・7,646万円 ・分譲集合住宅(分譲マンションなど)・・6,443万円

・分譲戸建て住宅(建売住宅など)・・・・5,099万円だったそうだよ!

そして、注文住宅を建築・購入・入居した人の36.1%は、「価格が予定より高くなった」と回答しているみたい。

ところで、住宅ローンの借入額が予定より増えると、どんなリスクがあるの?

■借入額が増えると…

住宅ローンを予定より多く借りると、毎月の返済額だけでなく総返済額も増えます。

生活に支障が無い『返済可能額』を超えた場合、ほかの支出にしわ寄せが来て、

教育費などの必要経費を捻出できなくなることがあります。

返済に追われて日々の生活を楽しむ余裕が無くなったり、金銭的ストレスが続くことが原因で、

家族関係が破綻することもあります。

幸せな暮らしを求めて家を建てたのに、それじゃあ元も子もないね。

■住宅ローン契約後にほかのローンを申し込むと…

住宅ローンの返済が3か月以上遅れると、契約者の信用情報に延滞履歴が記録されます。

延滞を解消した後も一定期間記録は残りますから、その期間内は、

教育ローンやマイカーローンが必要になっても審査を通らない可能性があります。

また、住宅ローンを遅延なく返済していても、返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)が原因で、

別のローンの審査を通らない可能性があります。

そのため、車の買い替えや外壁塗装など、大きな支出を計画している場合、専用口座に貯蓄したり、

数年後の新たなローンに備えて、住宅ローンの借入額を調整するなどの対策が必要です。

私の周りは、基本自分の車をもっていて半分以上はローンを組んで買っている気がする。

■住宅ローン契約前にほかのローンを申し込むと…

「手持ちが足りなくてクレジットカードの分割払いにしたけど、住宅ローンの本審査は通過したし、

2回払いなら問題ないよね」と、住宅ローンの契約前に別のローンを申し込むのは危険です。

その理由は、別のローンによって返済負担率が審査基準を超えると、住宅ローンの融資額が減ったり、

融資を取り消される可能性があるからです。そのため、住宅ローンの契約を完了するまでは、

回数や金額に関係なく、分割やリボでの支払いは避けましょう。

何より、借入額が増えるほど家計の負担は増えます。住宅ローンを予定より多く借りるときは、

もう一度ライフプランを確認しましょう。

住宅ローン契約完了までは大人しくしていないとだね。

■必要な手持ち資金は確保

住宅ローンの借入額が予定より増えそうなとき、「手持ち資金を使えば借入額を減らせる」と思うかもしれません。

しかし、手付金や諸費用などは現金で支払います。病気や事故などで、予定外の支出が発生する可能性もあります。

緊急事態に対応できる手持ち資金の目安は、手取り月収の3~6か月分とされています。

借入額を減らすために頭金を増やす場合は、手持ち資金を使い切らないよう注意しましょう。