コラム

変動金利型のリスク

国土交通省によると、令和6年度の変動金利型の利用割合は83.5%だったとか。

前年度より0.8ポイント減少しているものの、利用割合は2年連続で80%を超えてるね。

皆さんは、国土交通省が作成・公表した『住宅ローンの常識が変わる!?』というリーフレットを

ご存知ですか?キンリー博士(リーフレット内での解説担当)は、

「今まで低いままで安定していた変動金利が上昇し始めたのだ!

住宅ローンは、ちゃんと考えないとダメ!!」と熱弁しています。

そんな面白そうな本があるの!変動金利の住宅ローンについて教えて!

■変動金利型の推移

マイナス金利政策が導入されていた頃、住宅ローンの変動金利型は0.4%前後で、

全期間固定型でさえも1%を下回ることがありました。

2024年3月にマイナス金利政策が解除されてから、住宅ローンの金利は上昇傾向が続いています。

2026年4月には、みずほ、三井住友信託、りそなが、変動金利型の基準金利を0.25%引き上げ、

年3.125%としました。三菱UFJ、三井住友は、3月に金利水準を引き上げています。

実際に適用されるのは、金融機関が指定した「給与振込口座の指定」や

「公共料金の引き落とし」などの取引条件を満たすことによって割引が適用された金利です。

大手5行の変動金利型の最優遇金利は平均1%を突破しています。

まだまだ変動金利の金利は低いは低いよね。

■変動金利型のリスク

金利の見直しは半年に一度行われます。返済額の見直しは5年に一度で、多くの金融機関では、

上げ幅を125%以内に抑えるというルールを設けています。

そのため、金利が急激に上昇しても返済額は急激に増えません。

ただ、返済額を125%に増やしても利息を返済しきれない場合、

その不足分は未払い利息として扱われます。未払い利息が発生すると、その後の返済の優先順位は、

「未払い利息」⇒「今月分の利息」⇒「元金」となります。

当初の計画通りに返済が進まない場合、最終支払い日に残金の一括返済を求められたり、

返済期間が延びる可能性があります。

未払い利息、、、そんなんあるんだね。

■変動金利型を選ぶ時の注意点

変動金利型は、返済期間が長いほどリスクが増えます。

そのため、・当初の優遇金利で長期間の返済計画を立てない

・金利が2~3%上昇しても対応できる余力を残す・固定金利への借り換えや繰り上げ返済などの

対応策を用意しておくなどの備えが欠かせません。

ナフサ不足により、契約後に追加費用が発生するケースが増えています。

しばらくは不安定な状況が続くと予想されていますから、

住宅ローンの返済計画にはリスクの把握が大切です。

金利の上昇により、返済が厳しくなってくる人はたくさんいるだろうね。

■返済が厳しくなったら

資材高騰や金利上昇が続いて5年ごとに返済額が増え続けたら、

将来、返済が厳しくなるかもしれません。借り換えなどの方法で対応できないときは、

『滞納する前』に契約中の金融機関に相談しましょう。

滞納前に相談すると、金融機関は協力的に対応します。信用情報にも傷が付きません。

一方、滞納して督促状が届いてから相談すると交渉が難しくなります。

3か月以上滞納すると、『期限の利益の喪失』によって、分割で返済する権利を失います。