コラム

湿度対策をして健康被害を防ぎましょう

先日の雨の朝、ふと湿度計を見たら81%だったんだけど、やばいね、、、。

すぐにエアコンを除湿モードに設定し、除湿器と2台がかりで60%まで下げたよ。

10月頃までは、湿度が高くなりやすい時期です。その中でも、特に湿度が高いのが6~8月です。

ジメジメとした室内は、人にもペットにも健康被害をもたらします。

カビが繁殖しやすくなるので掃除も気が抜けんよね。毎年のこととはいえ、ちょっと憂鬱。

■人

汗が蒸発しにくくなるので体温調整が難しくなります。

そのため、だるさや熱中症などのリスクが高くなります。

また、汗や空気中の湿気がこもった寝具は、ダニやカビが繁殖します。

そのため、睡眠の質が落ちたり、ハウスダストアレルギーや皮膚病を発症しやすくなります。

・通気性が良い寝具に買い替える ・天日干しや布団乾燥機で寝具の湿気を除去する

・布団カバーや枕カバーはこまめに洗濯する・除湿シートを敷くなどの方法で、

快適な状態に整えましょう。

熱中症もカラッとした真夏より、この時期のが危ないっていうよね。

■ペット

湿度が高くなると雑菌も繁殖します。そのため、ペットの体臭やトイレのニオイが強くなります。

ノミやダニも増えるため、耳や皮膚の病気を発症しやすくなります。

湿度管理のほか、・飼育スペースはこまめに掃除する

・ブラッシングやシャンプーをして雑菌などの繁殖や蒸れを防ぐ

・エサの食べ残しは、その都度処分するなどの方法で健康を守りましょう。

新築時になんかできる対策ってある??

・珪藻土や漆喰などの調湿建材を使う ・風が通りやすいよう、窓の配置や間取りを工夫する

・ランドリールームの湿度対策は、特に入念に行う ・雨や虫を防げる外干しスペースを設ける

じゃあ、入居後の対策は??

・家具は壁から5~10cm程度離し、空気の通り道を作る ・定期的に部屋の窓を開けて換気する

・シューズボックスやクローゼットなども、扉を開けて換気する

・エアコン、除湿器、サーキュレーターで除湿する

・洗濯物が多いときはコインランドリーを利用する ・結露はこまめに拭き取る

・入浴後は、スクイージーなどで水分を除去したり、窓を開けて換気する

・浴槽に残り湯があるときはフタをする ・換気扇が無いトイレは、ドアや窓を開けて換気する

・トイレ使用後は、フタを閉めて水を流す

結構色々対策できることはありそうだね。

■壁の内部の結露

壁の内部にも結露が発生することがあります。

発見しにくい場所なので、気づいたときには柱や梁が腐っていたり、

大掛かりな補修が必要になることがあります。

入居して間もない頃でも、・壁紙にカビが生えている ・壁紙の一部が変色している

・湿気がこもったようなニオイがする・ 室内を歩いた時、床の一部分に違和感があるなどの

変化に気づいたら、施工業者か専門業者に点検を依頼しましょう。