コラム
お金のこと家づくりのこと
変動金利の上昇が予想されています
ちょっと前だけど、日銀が追加利上げを公表したよね。なんか影響あるの??
この決定を受け、メガバンク3行は、普通預金の金利を0.02%から5倍増の0.1%に変更するとか。
こんなメリットだけなら嬉しいのですが、心配なのが住宅ローンの金利です。
変動型の住宅ローンは、金利の上昇が予想されています。次回の金利見直しが気になりますね。
え、、、変動金利の金利も上がるのは困るね、、、
■既に変動金利で契約しているなら
固定金利で契約すると、契約期間内は金利の変動を気にすることなく返済できます。
そのため、「金利が上昇する前に、固定金利に借り換えた方が良いのかも」と焦る方もいるそうです。
しかし、現状では固定金利より変動金利の方がお得です。
そのため、もしかしたら、「そのまま様子を見ていた方がお得だった…」と
後悔することになるかもしれません。
不安を解消したいときは、契約中の金融機関に相談したり、最新情報を教えてもらいましょう。
焦らずとりあえずは様子を見た方が良さそうだね。
■これから住宅ローンを契約するなら
変動金利を予定しているなら、
・金利がある程度上昇しても対応できるよう、返済計画に余裕を持たせる
・ミックスローンにして、固定金利と変動金利のメリットを活用する
・ライフプランに合わせて、適切な時期に「固定金利→変動金利」「変動金利→固定金利」へと
借り換えをするなど、無理なく返済できる方法を調べてみましょう。
今はいろんな種類の住宅ローンがあるから、色々と調べて最善を見つけた方がいいね。
■見切り発車にご用心
金利上昇の報道に伴い、「早めに契約した方がお得ですよ!」と、営業マンに契約を迫られたり、
「今のうちに新築しようよ!」と、家族から急かされることがあるかもしれません。
その時、資金計画が順調に進んでおり、家づくりに対応できる状態なら大丈夫かもしれませんが、
「無理をすれば何とかなるかもしれないけど…」
「頭金が予定より少なくなった分、借入額が増えてしまう…」などの不安があるなら、
返済計画に無理がないか再確認しましょう。
余裕のない返済計画を組むと、返済に追われて暮らしを楽しめなくなったり、
家族の仲が悪くなることがあります。金利の動向は気になりますが、安全を最優先にしたいですね。
物価高とかでなるべく早く購入したほうがいいのはわかるけど、焦るのはよくないね。
■金利の見直しはいつ?
金融機関によって異なりますが、変動金利は、
毎年2回(4月1日と10月1日)に金利の見直しが行われることが多いようです。
ただし、見直す時期は同じでも、4月に見直した金利を6月から適用する金融機関もあれば、
7月から適用する金融機関もあります。
あなたが利用する金融機関が、変動型の金利をいつ見直すのか、
どの期間適用するのか確かめておきましょう。